ProEN5 使い方ガイド

AT-Pro ProEN5使い方ガイド

チャート上の成行窓で Lot・SL・TP を決めて発注し、連携インジの合図で自動エントリーする、エントリー特化の MT5 用 EA です。買取版と IB限定版の2種類があります。

成行窓で発注 SL・TP を線で決める AT連携で自動エントリー

使い方は3ステップ

MT5のチャートに乗せる「アルゴリズム取引」を許可します
▼ で成行窓を開き、SELL/BUYLot・SL・TP を見てから押します
連携インジを使うなら稼働トグルを ONインジの合図で成行窓の設定のまま発注します

設定画面は開かず、チャート上のボタンで操作します。ステップ3は連携インジと組み合わせるときだけ使います。

実弾で発注する EA です
デモ口座で、自分の使い方どおりに発注されることを確かめてから本番口座で使ってください。

導入と口座認証

2つの版

ProEN5 は買取版と IB限定版の2種類です。中身の機能は同じで、使える口座の条件だけが違います。このガイドは両方に共通します。

買取版

一度購入すれば、口座を選ばずに使えます。口座認証はありません。

IB限定版

当サイト経由で開設した対象ブローカーの口座で使えます。開設方法と対象ブローカーはIBブローカー一覧にあります。

チャートに乗せるときの設定

アルゴリズム取引 ON

MT5上部の「アルゴリズム取引」ボタンを有効にします。OFFのままトグルをONにすると「自動売買が許可されていません」と出ます。

DLLの使用を許可(IB限定版)

口座認証に使います。EAをチャートに乗せるときの「依存関係」タブで「DLLの使用を許可する」にチェックします(手順のQ&A)。

口座認証の流れ(IB限定版)

チャートに乗せた初回に、口座番号が対象口座か自動で照合します。通ればそのまま使えます。通らないと「対象口座ではありません」と表示され、ProEN5 は停止します。初回はインターネット接続が必要です。買取版はこの照合を行いません。

状況 対処
「対象口座ではありません」と出る 開設直後なら反映を待ちます(目安はIBブローカー一覧の「有効化までの期間」)。他サイト経由で開設した口座は対象外なので、同じブローカーで追加口座を開設しIB乗り換えを申請します。
デモ口座で試したい 同じブローカーの認証済みリアル口座番号を、パラメーター「デモ口座使用:認証済リアル口座NO入力」に入れるとデモ口座でも動きます。
認証されたか確かめたい パラメーター「稼働有効口座かチェックする」を true にして適用すると結果が表示されます。確認後は false に戻します。

画面の見方:チャート右上のボタン

ProEN5 を乗せると、チャート右上にボタンが並びます。操作はすべてここから行います。マウスを乗せると短い説明が出ます。

チャート右上に並ぶ ?、▼、-、稼働トグルのボタン(図解)
左から ?(ヘルプ)、▼(成行窓)、-/≡(表示切替)、稼働トグル(図解)
ボタン 名前 押すと
? ヘルプ 各ボタンと成行窓の説明を、チャート上に引出し線付きで出します。もう一度押すと消えます。
▼ 成行窓 成行発注の窓を開閉します。→ 成行窓
- / ≡ 表示切替 Askライン・建玉と注文のライン・損益分岐点・損益計算線の表示と非表示を切り替えます。→ 表示の切替
OFF 稼働トグル AT連携の自動エントリーを ON/OFF します。→ AT連携

✓ トグルOFFでも使えるもの

成行窓の発注、SL・TP の線、表示切替。裁量の発注ツールとしてだけ使うならトグルはOFFのままです。

❌ トグルONだけでは動かない

ONは「合図を待つ状態」です。同じチャートに合図を出す連携インジがなければ何も起きません。

▼成行窓で発注する

▼ を押すと成行窓が開きます。窓の中で決めた Lot・SL・TP・理由チップは、AT連携の自動エントリーにもそのまま使われます。

成行窓の各部の名称と役割(図解)
成行窓の各部(図解)。③の詳細設定を開くと下の欄が出ます

発注は3ステップ

Lot を決める+/-で増減、または直接入力(半角)
予定許容損失を見るSL に掛かった時の損失額
SELL か BUY を押す押した瞬間に発注されます
部品 説明
① SELL/BUY と SL・TP・RR 現在の設定で成行発注します。確認画面は出ません(確認を挟むにはパラメーター「エントリー設定の警告/アナウンス」を「表示する」に。SLが未定のときは常に確認が出ます)。ボタンの下に現在の SL/TP(pips)と RR を表示します。
② Lot・+/-・予定許容損失 上段の3つが増やす、下段の3つが減らす。刻みは 0.01/0.1/1 で、銘柄の刻みに合わない値には変わりません。Lot RESET は 0 に戻します。予定許容損失は今の Lot と SL で、SL に掛かった時の損失を口座通貨で表示します。
③ 理由チップと詳細設定 理由チップは任意・複数選択可。押した文言が注文コメントと取引カルテ(共通CSV)に残ります(文言はパラメーター「エントリー理由①〜⑧」)。詳細設定は定額/定率・額/率・SL(pips)・TP(pips)・マジックNo.・コメントの欄を開閉します。

橙の * 印と「初期値に戻す」

パラメーター(F7)の初期値から変えた欄には、橙の * 印が付きます。SL・TP は線をドラッグして変えたときも付きます。詳細設定の最下段にある「初期値に戻す」を押すと、Lot・SL・TP・理由チップが F7 の値に戻ります。

定額/定率でLotを自動計算する

「1回の損失をいくらまでにするか」から Lot を決める方法です。詳細設定の「定額/定率」で選び、「額/率」に数値を入れます。

使わない

入力した Lot をそのまま使います。Lot と SL を自分で決める人向け。

定額

1回の許容損失額を口座通貨で入れます。例:5000 なら SL到達時の損失を約5,000円として Lot を計算します。

定率

許容損失を%で入れます。例:1 なら、パラメーター「定率投資計算に使用する分母」で選んだ資金額の1%が許容損失です。

考え方は FXmt ブログの損切りをpipsで固定する間違い(損切り幅ではなく損失額を固定する)と自分の適正ロット数にあります。

Lot か SL のどちらか一方だけ入れる
定額/定率では、Lot=0 なら SL幅から Lot を、SL=0 なら Lot から SL幅を自動計算します。両方入れると計算が確定できず、エントリーは中止されます。
数字が入らないときは日本語入力をOFFに
Lot・SL などの数値欄は半角入力です。日本語入力(IME)がONだと文字が入りません。Enter または欄の外をクリックで確定します。

SL・TP をチャートの線で決める

成行窓を開くと、チャートに SL(赤)と TP(緑)の線が出ます。線を上下にドラッグすると、窓の SL・TP(pips)と予定許容損失がその場で変わります。数値を打たずに「ここまで」を決められます。

SL線・TP線・損失帯・利益帯・RRの大きな数字とラベルの説明(図解)
SL・TP の線とラベル、帯の中央に出る RR(図解)
操作・表示 説明
線を上下にドラッグ SL・TP の幅を変えます。窓の pips 欄と予定許容損失、ラベルの損益額が一緒に変わります。
ラベルのダブルクリック(変動⇔固定) 変動=現在値に合わせて動き、pips 幅を保ちます。固定=その価格で止まります。ラベルに「変動」「固定」と現在の状態が出ます。
帯と大きな数字(RR) 現在値から線までを色で塗り、損失側に「1」、利益側にリスクリワード比を表示します。ラベルを横にドラッグすると SL・TP の2枚が一緒に動きます。

RR(リスクリワード)の読み方は FXmt ブログのリスクリワードと損小利大は別モノにあります。

窓を閉じると「固定」は解除されます
固定した価格は成行窓を閉じたときに解除され、pips 幅での指定に戻ります。閉じるときはチャート上に案内が出ます。

資金管理の参考ページ

成行窓の定額/定率は「1回にいくら賭けるか」を決める機能です。賭ける割合で結果がどう変わるかは、ブラウザで動かせるゲームで試せます。いずれも FXmt ブログの記事です。

資金管理ゲーム

バン・K・タープの著書のゲームを再現したものです。同じ手法でも賭ける割合で結果が変わることを確かめられます。
ポジションサイズ研究ゲームセンター

ケリー基準

資金が最も増える賭け率の求め方と、実際の運用での使い方です。
ケリー基準とは|資金管理ゲームをハックする

オプティマルf

自分の過去の取引結果から賭け率を出す方法です。
オプティマルfとは何か

新しい記事:バルサラの破産確率計算機(期待値がプラスでも破産する確率を出す)とランチェスター戦略はFXに使えるか。

ONAT連携で自動エントリーする

AT連携は、同じチャートに入れた連携インジの「合図」を ProEN5 が受け取り、成行窓の設定で発注する仕組みです。売買サインを出すのはインジ、発注するのが ProEN5 です。

連携インジで合図を決め、稼働トグルをONにすると合図で発注される流れ(図解)
AT連携の流れ(図解)。1がインジ側、2〜3が ProEN5 側です
順番 どこで 何をする
1 連携インジ 同じチャートに入れ、線・MA・BB などのアラートに「Buy」「Sell」の属性を付けます。インジ側のアラートスイッチが OFF だと合図は届きません。
2 ProEN5 パラメーターは初期値のまま(「1:シグナル」=インジの属性アラートで、「2:処理」=アラート属性に従う【AT連携】)。稼働トグルを ON にし、「自動売買しますか?」に「はい」で監視が始まります。
3 自動 合図が来ると、成行窓の Lot・SL・TP・理由チップで発注します。窓を閉じているときはパラメーターの初期値で発注します。

安全装置(自動OFF)

意図しない連続売買を防ぐため、次の場面でトグルは自動的に OFF になります。それぞれパラメーター「Ⅱ トグルスイッチ制御」で「継続ON」に変えられます。ON にするときの確認ウィンドウも同じ場所で切れます。

  • エントリーを実行した後
  • チャートの時間軸を切り替えたとき
  • MT5 や VPS を再起動したとき

合図を出せる連携インジ

ProLine-H5(水平線) ProLine-T5(トレンドライン) ProMA5(移動平均) ProBB5(ボリンジャーバンド)

MT5版で AT連携に対応しているインジです。最新版をお使いください。属性の付け方は各インジの使い方ページとProシリーズ ヘルプにあります。

- ≡表示の切替

「-」は隠す、「≡」は出す、です。≡ を押すと表示項目を選ぶ枠が出て、チェックした項目だけがチャートに出ます。

≡で表示されるAskライン、建値、SL/TPライン、損益分岐点、損益計算線(図解)
≡ のときにチャートへ出る情報(図解)
表示 説明
Askライン・建玉と注文のライン 現在の Ask 価格、保有中の建玉の建値、SL/TP の線。SL/TP の線には約定予定価格(pf)・ポイント(pt)・Lot を表示します(指値線情報)。
損益分岐点 建玉全体で損益がゼロになる価格に線を引きます。H は水平線、T はトレンドラインで表示します。
損益計算線 線を置いた価格で決済したときの正味損益(手数料・スワップ込み)を表示します。線をドラッグして「ここで決済したらいくら」を確かめられます。

パラメーター一覧

普段の操作はチャート上で完結します。ここは「初期値を変えたい」「通知を設定したい」ときに開きます。パラメーター画面は MT5 でチャート上の ProEN5 を右クリック →「プロパティ」、または F7 で開きます。

0 メイン設定
項目 初期値 説明
1:シグナル(何で) インジの属性アラートで 何を合図にするか。「すべてのTrendlineタッチ」にすると、MT5標準のトレンドラインに現在足のヒゲが触れたときも合図になります。
2:処理(どうする) アラート属性に従う【AT連携】 合図が来たときの処理。「アラート属性に従う【AT連携】」「Buy」「Sell」「何もしない」から選びます。
Ⅰ 注文設定:エントリー初期値

成行窓の初期値です。VPS や再起動のあとはこの値で動きます。普段はチャートの ▼ 窓で変えます。

項目 初期値 説明
◆Lot(a) 0.01 発注 Lot。定額/定率のときは 0 にすると自動計算します。
定額/定率リスク 使わない 定額(額で指定)/定率(%で指定)/使わない。
(b)額又は率 0.00 定額のときは口座通貨の金額、定率のときは%。
◆SL(c) 50.0 損切り幅。pips で入れます。0 は「指定しない/自動計算」。
◆TP 50.0 利確幅。pips。0 は「指定しない」。
MagicNO. 104 自分の注文の識別番号。0 は付与しない。
コメント付与 Rule1 注文コメント。理由チップの文言はこの後ろに付きます。
エントリー理由①〜⑧ 1M/5M/15M/1H/反転/押目/本流/長期 成行窓の理由チップの文言。空欄にするとそのチップは出ません。
定率投資計算に使用する分母 残高 定率の「%」を掛ける資金。残高/クレジット/クレジット+残高/有効証拠金/余剰証拠金。
エントリー設定の警告/アナウンス 表示しない 「表示する」にすると成行窓の SELL/BUY でも確認画面が出ます。「トグルON時のみ」も選べます。
増玉可否 マルチポジション用 「シングルポジション制限」にすると建玉が 0 のときだけエントリーします(買/売は別カウント)。
自動エントリーを許可する時間帯 指定しない ローカル時間かサーバー時間で、開始時刻(○時以降)と停止時刻(○時未満)を指定できます。
Ⅱ トグルスイッチ制御
項目 初期値 説明
エントリー後 [=◎] 自動OFF エントリー実行後にトグルを OFF にするか。「[◎=] 継続ON」で連続エントリーを許可。
チャート時間軸切替時 [=◎] 自動OFF 時間軸を変えたときに安全のため OFF にします。
トグルON時に確認ウィンドウを出す true 「自動売買しますか?」の確認。合図の出どころと発注値の説明もここに出ます。
Ⅲ 特殊設定
項目 初期値 説明
ヘルプボタンを表示 true ▼ の左に ? ボタンを出します。false にすると消えます。
稼働有効口座かチェックする false true にして適用すると認証結果を表示します。確認後は false に戻します。
デモ口座使用:認証済リアル口座NO入力 (空欄) デモ口座で使うとき、同じブローカーの認証済みリアル口座番号を入れます。

下2つは IB限定版のみの項目です。買取版のパラメーター画面には出ません。

Ⅳ 共通設定:通知
項目 初期値 説明
📧 メール false 発注をメールで通知。MT5側のメール設定が必要です。
📱 プッシュ通知 false MT5アプリへプッシュ通知。MT5側の MetaQuotes ID 設定が必要です。
📲 Discord通知 false Webhook URL を入れて Discord へ通知。設定手順はDiscord設定手順。

通知の項目は「マスタ設定に従う」も選べます。同じチャートのATツールをまとめて設定したいときはマスタ設定5を使います。

注意点とよくある質問

発注・入力:SELL/BUY を押しても発注されない、数字が入らない
  • 発注されない:MT5の「アルゴリズム取引」が ON か、Lot が 0 でないか、定額/定率で Lot と SL の両方を入れていないか、「シングルポジション制限」で建玉が残っていないかを確かめます。止まった理由は成行窓の下の案内文とエキスパートログに出ます。
  • 数字が入らない:日本語入力(IME)が ON です。半角英数に切り替えてから入力し、Enter か欄の外をクリックで確定します。
SL・TP の線:線が見つからない、動かした値が戻る
  • 線が出ない:線は成行窓を開いている間だけ出ます。窓を閉じると消えます。
  • 値が戻る:窓を閉じると「固定」は解除され pips 幅に戻ります。また F7 でパラメーターを1つでも変更して適用すると、窓の値は変更した項目だけ初期値に入れ替わります。
  • 他のインジで隠れる:H5/T5/V5 の「ツール別非表示」では ProEN5 の SL・TP 線は隠れません。それでも見えないときは ≡ 側の表示設定を確かめます。
AT連携・認証:ON にしても何も起きない、「対象口座ではありません」、時間軸を変えたら OFF になる
  • 何も起きない:合図を出すのは連携インジです。同じチャートに連携インジがあるか、インジ側のアラートスイッチが ON か、アラートに Buy/Sell の属性が付いているか、「2:処理」が「何もしない」でないかを確かめます。
  • 対象口座ではありません:IB口座として登録されていない口座です。開設後の反映待ちか、他サイト経由の口座かをIBブローカー一覧で確かめます。「DLLの使用を許可する」が外れていても認証できません。
  • 時間軸で OFF:安全装置です。パラメーター「チャート時間軸切替時」で「継続ON」に変えられます。

問い合わせ前のチェック

  • デモ口座で同じ現象が出るか
  • アルゴリズム取引・DLL許可・ProEN5と連携インジの稼働スイッチ
  • 通貨ペアと時間足、成行窓の Lot・SL・TP、操作直後のエキスパートログ